人間は、いつか人間を知る。
そしていつの日か、
この世の全てを支配する真理、
その真理を見つける。
関東南西の、とある街のどこにでもある一軒家の物置部屋。貧相な一対の机と椅子、その上に無造作に置かれた型落ち中古のレツノと堆く積み上げられた本、また本。日銭稼ぎの仕事が終わると飼い猫とのはずむ会話も遮り、来る日も来る日も、僕はその寒々とした、物置部屋へ通った。
街の洋品店でかご売りされていた『PUMA』のパーカーに着替え、ヘッドフォンにフードを耳まですっぽり被り、完全に下界を遮断し、心を閉ざし、自由の世界へ、世界の迷宮へと分け入っていった。大地を掘っても、余所を掘っても石油など掘り当てることもできず、誰からも呆れられ、終には世界からも諦められ、何十年と、1日1日がこんなにも無為だという日を生きる。何ヶ月もかけて立てた仮説は何度となく論理破綻を繰り返し何も手に入れられなかったという事実をただ手に入れて、僕のポケットはいつもその贈り物で溢れていた。
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隣に住んでいる叔母は、深いため息をつき、途方に暮れているそんな僕を見て、そういう時は決まってオーブンで焼いたクッキー、ミルク入りの熱いコーヒーを淹れて、僕に持って来てくれた。
あれは27だったから、悠に20年は過ぎようとしている。いつもと変わらず、見上げれば、空は青く、真っ白な雲も、あの日と変わらない。今想えば、それは楽しい日々であったのだ。
f'ree理論研究所の、遠い記憶の小さな小さな物語。f'ree理論研究所は、そんなガレージ・ラボとして始まったのである。
1 この世の全てを支配する真理、
その真理を見つけること
2 世界を変え、世界を創ること
3 外部を持つ内部を創生・サポート
していくこと
1・f'ree理論の研究
2・f'ree理論の実用化
3・f'ree理論の普及・振興
※ 現在認定審査停止中
1・志望理由書兼事業計画書
2・財務諸表
3・推薦人
4・加盟金
5・月会費
6・その他